基本事項
SUSY LesHouches Accord (SLHA) 形式を用いて、超対称粒子スペクトルの情報に 崩壊率の情報を付け加えて、MadGraph (+Pythia, etc..) が使えるようにする。 SLHA を扱える decay package の例として、SUSY-HIT(その内部の SDECAY および HDECAY) を用いることにする。ここからダウンロード。
ちなみに SDECAY 自体の webpage は更新が止まっているのか、コンパイルに問題があったので、 後継である SUSY-HIT を使っている。
SUSY-HIT はデフォルトで SuSpect を用いてスペクトル計算を行うが、今回の目的では
使わないので、susyhit.in
の最初のオプションで切る。
切ると、SLHA -> SLHA の最小限の機能を持った decay package になる。
出力された SLHA がほぼ MadGraph の param_card.dat
に対応するが、
以下の二点の修正が必要。
- 不足する情報を加える。具体的には
import model MSSM_SLHA2
して作ったプロセスに自動で作られるparam_card.dat
内の- BLOCK MASS および BLOCK DECAY の一部、標準模型粒子の情報
- BLOCK QNUMBERS : 超対称性粒子の量子数
- SLHA -> SLHA2 形式への変換。面倒なので、SLHA をそのまま突っ込んで
./bin/generate_events
すると、文句を言いながら変換してくれる。