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SUSY-HIT と MadGraph の連携

最終更新: 2020-01-03

SLHA 形式を用いて粒子の崩壊率計算ツール SUSY-HIT と MadGraph を連携させる方法に関する tips

日本語限定記事
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最終更新: 2020-01-03

SLHA 形式を用いて粒子の崩壊率計算ツール SUSY-HIT と MadGraph を連携させる方法に関する tips

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基本事項

SUSY LesHouches Accord (SLHA) 形式を用いて、超対称粒子スペクトルの情報に 崩壊率の情報を付け加えて、MadGraph (+Pythia, etc..) が使えるようにする。 SLHA を扱える decay package の例として、SUSY-HIT(その内部の SDECAY および HDECAY) を用いることにする。ここからダウンロード。

ちなみに SDECAY 自体の webpage は更新が止まっているのか、コンパイルに問題があったので、 後継である SUSY-HIT を使っている。

SUSY-HIT はデフォルトで SuSpect を用いてスペクトル計算を行うが、今回の目的では 使わないので、susyhit.in の最初のオプションで切る。 切ると、SLHA -> SLHA の最小限の機能を持った decay package になる。

出力された SLHA がほぼ MadGraph の param_card.dat に対応するが、 以下の二点の修正が必要。

  • 不足する情報を加える。具体的には import model MSSM_SLHA2 して作ったプロセスに自動で作られる param_card.dat 内の
    • BLOCK MASS および BLOCK DECAY の一部、標準模型粒子の情報
    • BLOCK QNUMBERS : 超対称性粒子の量子数
  • SLHA -> SLHA2 形式への変換。面倒なので、SLHA をそのまま突っ込んで ./bin/generate_events すると、文句を言いながら変換してくれる。
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