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快適な latexdiff 生活

最終更新: 2024-02-24

latexdiff の使用法に関する tips

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最終更新: 2024-02-24

latexdiff の使用法に関する tips

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テンプレート

latexdiff-vc -e utf8 --exclude-textcmd="section,subsection,subsubsection" --git --flatten --force -d diff -r (commit / HEAD) (filename)

さらに、このコマンドで生成される latex ソースファイルは元のソースファイルと別の場所におかれるため、図やスタイルファイルのパスを通しておく必要がある。 図については以下のようなコマンドでパスを通す。

\graphicspath{{../}}

スタイルファイルはあらかじめインストールしておくのが吉。.sty のインストール手順は

kpsewhich -var-value TEXMF

で規定の置き場所を特定した後(今回は /usr/local/texlive/2023/texmf-dist を選択)、スタイルファイルを置くためのフォルダの作成、スタイルファイルの配置、リストの更新を行う。例として jhephub.sty を置いた際の作業は

cd /usr/local/texlive/2023/texmf-dist/tex/latex
sudo mkdir jhephub
sudo cp **/jhephub.sty jhephub/
sudo mktexlsr

.bst のインストール手順も同様で

kpsewhich -var-value BSTINPUTS
cd /usr/local/texlive/2023/texmf-dist/bibtex/bst
sudo mkdir jhep
sudo cp **/jhep.bst jhep/
sudo mktexlsr

git との連携

いつも https://nekketsuuu.github.io/entries/2017/01/27/latexdiff-vc.html を参考にしている。

latexdiff-vc -e utf8 --git --flatten --force -d diff -r (commit / HEAD) (filename)

Section 変更時のタイプセットエラーを避ける

オプション --exclude-textcmd="section,subsection,subsubsection" で、section の変更、追加等を無視してくれる。

複雑な数式を変更した際のエラーを避ける

オプション --math-markup=whole で、変更のある数式は全体を色付けする対応をとる。これでもエラーが避けられない場合もあり、数式の変更点を諦めても良いなら --math-markup=off が使える。

タイプセットエラーのケーススタディー

Argument of \trigbraces has an extra }

このエラーを含む多くのエラーが \DIFdel{} および \DIFadd{} セクションを含む行に発生した。全く理由がわかっていないのだが、エラーの発生源は

\sin(m_a t + \varphi)

という記述であることが特定され、代わりに

\sin(m_at+\varphi)

と原理的には不要なスペースを削ることでタイプセットが通るようになった。

Option clash for package ulem

元の原稿で ulem パッケージを使用していると、latexdiff が追加する ulem のオプションと衝突してこのエラーが出る。 元の原稿由来の \usepackage{ulem} をコメントアウトするのが手っ取り早い対策法。

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